鋸南町雇用創造協議会 こよう!鋸南

UIJターンの実際

Uターン

UIJターン体験者インタビュー

パティシエの実績で地元からスイーツの名産品を

女性スタッフにも配慮して子育てと仕事を両立

網代 ゆかりさん(38歳)

atelier bon bon パティシエ

ブールミッシュ・ヒルトン東京・オークラアカデミアパークホテルなど

網代さんはお菓子作りが大好き。高校生の頃には眠る時間を削って、夢中になってお菓子を作ったこともあるそうです。東京の製菓専門学校で学び、百貨店やホテルなどの名店でパティシエとして修行した後、鋸南町へUターン。自分の店をオープンしました。

現在は4歳の男の子と、10カ月の女の子を育てながら、お菓子屋さんの仕事に奮闘中です。おしゃれな店内は、内装業を営む旦那さんが設計してくれました。赤ちゃんのいる女性スタッフのために、店内には育児ベッドが置かれています。地元の食材を活かして、新しい商品開発に取り組んでいます。

地元の特産品ナバナを使ったクッキーは、まろやかな甘さの中に、かすかなほろ苦さがあり、鋸南町の風景を思い出させる味でした。

東京では考えられなかった自分の店、Uターンで実現

高校生の頃には、とにかく東京に憧れていました。お菓子作りが大好きだったので、東京の製菓専門学校に進学。1年間学んで、菓子工場、イタリアンレストラン、百貨店、ホテルなどの名店でパティシエとして働きました。その後、26歳で鋸南町にUターンしました。

まさか自分のお店ができるとは思っていませんでした。偶然、道の駅きょなんに貸店舗が空いていることを耳にして、鋸南町出身の夫に相談したところ「挑戦してみたら?」と応援してくれました。そこで、やってみようかな、と。土地から探すのは大変ですが、道の駅であれば初期投資もかからないので。

カフェやスイーツのお店を開きたいと考えていても、東京では無理だったのではないでしょうか。賃貸料が高いですから。でも、鋸南町なら、夢が叶いそうな実感がありました。

平成25(2013)年2月14日、バレンタインの日にお店をオープン。11月頃に場所を借りることを決定して、3~4か月後には開店というスピードです。

幸いなことに夫が内装業を営んでいたので、床やクロスなどはすべて、夫が仕事を終えてから夜に工事してくれたんです。私がイメージした通りのナチュラルで女性らしいお店になりました。

ここは駐車場が広く立地条件がよいと思います。観光客はもちろん、うちのお菓子が好きな地元のみなさんがいらっしゃいます。お客様は30代~40代が中心。年配の方や、中学生の女の子もいます。

子育てと仕事を両立、育児ベッドのある店内

4歳の息子と10カ月の娘の子育てが大変です。男の子は甘えん坊で私から離れてくれないし、保育園の支度をさせると遊んじゃって。娘は赤ちゃんだから、すぐに熱が出て心配。

けれども勝山クリニックのおかげでとても助かっています。病院ですが育児施設があるので、子供たちをみてくれるんですよ。それに生まれ育った鋸南町にUターンしたので、両親がすぐそばにいてくれることも心強いですね。

鋸南町では「助けてもらえる人が近くにたくさんいる」ことに感謝しています。スーパーODOYAに行けば、赤ちゃんを連れていると必ず誰かが話かけてくれます。ただ、地元色が強いことも確か。私のようなUターン移住者は問題ありませんが、Iターンで移住された方は、積極的にコミュニケーションする姿勢がないと馴染めないかもしれません。

子供が幼少でもあり、お店を始めて大丈夫かな? と感じていました。仕事と育児の両立は大変ですが、さまざまな方々に助けてもらっているから暮らしていける、と感じています。

お店では女性スタッフを2人雇っています。そのうちのひとりは、私の娘と同じぐらいの年齢の赤ちゃんがいます。そこで店内にベビーベッドを置きました。同じ境遇にある女性だから分かりますが、育児をしながら仕事をする女性スタッフにとって、働きやすいお店にしたいと考えています。

子育ての面から言うと、鋸南町にはもう少し公園があるといいかな。公園らしい公園に行こうと考えると、クルマで周辺の町まで行かなければならないので。公園は少ないけれど、息子は海や山を走り回って遊んでいます。自然に恵まれた環境は育児にはよいと思います。

といっても、子供たちの関心は東京と変わりません。いま息子が夢中になっているのは、仮面ライダーゴーストや恐竜戦隊ジュウオウジャー。戦隊ものが大好きです。

地元の特産品を使った新しいお菓子作りにチャレンジ

販売しているお菓子は、味はもちろん包装や見た目にもこだわりがあります。クマのクッキーは、裏側の商品説明に1個じゃなくて「1匹」と印刷しているんですよ。10代の女の子に楽しんでもらえるかな、と思って。

高校時代には眠る時間を削ってお菓子を作っていました。いまは育児と仕事でせいいっぱい。けれども、できる限り時間を確保して、商品開発に力を入れています。挑戦しているのは、地元の食材を使った新しいお菓子です。

特に、道の駅 保田小学校の直売所で売る商品は「地元の特色を出そう」というコンセプトで作っています。

試作品では、地元の特産品ナバナと、うちの店で人気の米粉を使ってクッキーを作りました。ナバナのパウンドケーキは商品化できそうです。柚子のシフォンは、父親が果樹園で作った柚子を使って好評でした。ファミリーファーム保田さんのイチゴも使っています。次は桜かな。桜のシフォンは人気商品でしたが、地元の花を利用できるといいですね。

道の駅 保田小学校の直売所に売り場を設けました。店を案内しているので、「シュークリームが美味しいと聞いて寄ってみました」という方もいらっしゃいました。直売所でお菓子を買った埼玉県在住の方から、電話で再注文をいただいたこともあります。

自分の作ったお菓子を喜んでいただけると、何よりもうれしい。そのうれしさが、子育てと仕事の原動力です。

網代 ゆかり(あじろ ゆかり)
昭和52(1977)年12月生まれ。

東京で誕生し、5歳から高校卒業まで鋸南町在住。その後、東京都吉祥寺の二葉製菓学校で学び、パティシエとしてブールミッシュの工場、ヒルトン東京などを経て26歳にUターン。オークラアカデミアパークホテル勤務などの後、atelier bon bonをオープン。

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